2017年5月29日(月)
札幌市時計台《旧札幌農学校演武場》の見学を終え、北海道庁旧本庁舎にやって来ました。
札幌市時計台から西方面へ500m程のところにあります。
パンフレットによると、北海道庁旧本庁舎《赤れんが庁舎》は
四季折々に赤く映え、美しい姿を見せている北海道庁旧本庁舎は“赤れんが”の愛称で広く道民に親しまれています。赤れんが庁舎が産声を上げたのは、明治21年(1888年)。この設計は、平井晴二郎を主任とした道庁の技師が担当し、アメリカ風ネオ・バロック様式のれんが造りで、建築資材のれんが、硬石、木材などの多くは、道産品を使用しました。
以来、新庁舎完成までの80年にわたり、北海道の拠点、道の中枢としての役割を果たしてきました。
間口61m、奥行36m。塔頂部までの高さは33mで、現在の10階建てビルに相当します。当時は、国内有数の大建築物でした。周囲に高層建築がない時代のこと、赤れんが庁舎の威容に、人々は圧倒されたことでしょう。
建物の頂にそびえる八角塔は、明治6年(1873年)に米人開拓使顧問ケプロンの計画によって建てられ、6年後に焼失した開拓使札幌本庁舎の八角塔を模したものです。当時、アメリカでは、独立と進取のシンボルとして、ドームを乗せる建築様式が流行していました。
明治19年(1886年)に北海道庁が設置され、初代長官岩村通俊が赤れんが庁舎建設に当たり、この八角塔をしのび、屋上に設けたものといわれ、明治政府の北海道開拓にかける意気込みを示しているといえるでしょう。
赤れんが庁舎は、明治42年(1909年)の火災で、内部を焼失しましたが、幸いなことに赤れんが壁はさしたる損傷もなく、翌年には復旧工事に取り掛り、同44年(1911年)に工事が完了しています。
その後、北海道百年を記念して、昭和43年(1968年)に創建当時の姿に復元し、永久に保存することになりました。
今日、これほど優れた明治時代の洋風建築物は国内でも数少なく、翌44年(1969年)国から重要文化財の指定を受けました。
なのだそうです。
【東門】

【北海道庁旧本庁舎説明板】

【北海道庁旧本庁舎《赤れんが庁舎》】国指定重要文化財

『八角塔にアメリカ風らしさが表れています』

『約250万個を数える煉瓦は、白石村と豊平村(現在の札幌市内)で製造されました』


【赤れんが前庭樹木MAP】
『前庭には約100種類、1000本の樹木が植えられており、季節毎の景観を楽しむことができます』

【入口】

【館内案内図】


【草創期の札幌模型】

【草創期の札幌模型説明板】


【1階正面ホール】
『三連アーチが美しいです。2階に上がります』

【2階】

【樺太関係資料館】
『南樺太に関する資料を展示しています』

【南樺太模型】

【国境標石】
『
旧日本郵船株式会社小樽支店でも見ました』

【記念室(旧北海道長官・知事室)】
『歴代の長官や知事がこの部屋で執務しました』

【記念室解説】

【赤れんが北方領土館】
『北方領土問題を多くの方に理解していただくため、北方領土の歴史を解説する展示を行っています』

『北方領土(対ロシア)、竹島(対韓国)、尖閣諸島(対台湾・中国)の領土問題はよく耳にしますが、今の日本の政治家では解決できないでしょうね。台湾は別として、他3か国は日本人が考える道理が通じる国ではないですから(´・_・`)』


【北海道庁旧本庁舎北側側面】

【北海道庁旧本庁舎解説】

【北海道庁旧本庁舎見取図】

『敷地内には多くの樹木が植えられていて都会のオアシスになっています(^^)』

【地図】
住所:北海道札幌市中央区北3条西6丁目
電話:011-204-5019
ホームページ:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/sum/sk/akarenga.htm
開館時間:午前8時45分~午後6時
休館日:12月29日~1月3日
入館料:無料
2020年8月9日投稿